第2部

第1部で説明したように、Reapraでは、これからの時代を生きるために「社会と共創する熟達」という生き方を提唱しています。それは、ライフミッションに向かって前進していくことを達成するために、長きに渡り自ら試行錯誤の学習を続けることですが、そうした行動様式を実践していくためには、それを実践するための環境、自分らしさや具体的な学習方法などについても理解を深めていくことが必要だと考えています。

そして、自分らしさを深く知るプロセスをFD(ファウンデーションデザイン)、具体的な学習方法を体得していくプロセスをSO(ストレッチオペレーション)と呼んで、プログラム化しようとしています。

FD・SOともに、短期間で完結するプロセスではなく、長期にわたって繰り返し実践・アップデートし続けるべきプロセスです。「自我と環境の相互作用」という性質から、新しい学習方法を体得したり事業を進めたりしていく中で、認識できる「自分らしさ」の深さや粒度、視点が変わるからです。

ここでは、FDやSOの全プロセスを紹介するのではなく、ライフミッションに向かって試行錯誤の学習を始めるまでの、FDやSOの初期のプロセスにフォーカスして説明します。 FDの手始めとして、はじめて自分らしさを深堀りする初期プロセスを「IFD」、SOの手始めとして、自身の意思決定や学習のクセを認識し手放していく初期プロセスを「初期学習実践」と呼んでいます。

では、FD/IFDと、SO/初期学習実践について、次節から見ていきましょう。


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